- M&Aコラム
- 2026.03.04
法務DDの必要性
― AI時代だからこそ、「人の知恵」と「経験値」が問われる ―
近年はAIの進化により、契約書を“誰でも”作れる便利な時代になりました。
条文のひな型も、一般的な契約構成も、瞬時に整えることができます。
しかし、M&Aの現場で数多くの案件に関わってきた実体験から申し上げると、
「契約書があること」と「守れる契約書であること」は、まったく別物です。
■ よくあるリスク
実務経験の浅い方が作成・依頼した契約書では、
・必要な項目が足りない
・表明保証の内容が薄い
・重要な言葉の定義が曖昧
・責任範囲が整理されていない
・将来紛争を想定した条文設計が弱い
といったケースが少なくありません。
さらに、
売り手企業が日常的に顧客と締結している契約書、
集客から契約締結までの導線、
説明資料や交付書面の内容、
ビジネスモデルそのものの法的整合性
これらを総合的に見ていく視点は、
M&A実務に精通した弁護士と実務経験の浅い方のリーガルチェックでは、圧倒的な差があります。
法務DDは「コスト」ではなく「投資」
仮に、
弁護士によるビジネスモデル分析から最終契約書作成までの
トータル法務DD費用が
・30万円
・50万円
・100万円
・150万円
かかったとしても、
買収後に重大なリスク事象が発生した場合、
その対応費用は上記の金額では到底済まないことも珍しくありません。
・顧客との紛争
・行政指導
・損害賠償
・レピュテーション低下
・事業停止リスク
M&Aは「成長戦略」です。
その成長戦略において、法務DDは
・自社を守る
・攻めるための土台
・経営者の知識資産
・役員および従業員育成の機会
単なる“その案件の費用”ではなく、
今後すべての事業活動に活きる投資だと考えていただきたいのです。
M&Aをしない企業様にもおすすめしたい理由
私は、M&Aを検討されていない企業様にも、
・既存ビジネスモデルの法務DD
・新規事業立ち上げ時の法務設計
・他社から提示された契約書のDD
・セカンドオピニオンとしてのリーガルチェック
として、もっと身近に弁護士の活用を強く推奨しております。
「問題が起きてから」ではなく、
起きない設計をすることが、最も合理的な経営判断です。
安心して“攻める”ために
経営とは、攻めと守りの両立です。
安心して挑戦し、
悲しい思いをせずに済むために、
正しい知識と知恵を持って事業活動を行っていただきたい。
それが、私の心からの願いです。
弊社は、M&A実務に精通した弁護士をはじめ様々な先生方とのネットワークを有しております。
気軽にご相談いただければ、最適な専門家とともにサポートさせていただきます。
大和経営は、
「全員幸福型M&A」「全員幸福型経営」を実現するために、
法務面も心がけて良き先生方と共に伴走いたします。
全員で安心して攻められる経営へ。
その一歩を、共に。