- M&Aについて
- 2025.09.18
M&Aについて「早い相談がターニングポイント」
M&Aで売り手が高く売れる方法|大阪の大和経営が解説
M&Aを検討する経営者にとって「できるだけ高く売却したい」という想いは自然なことです。
しかし、準備不足のまま進めると評価が下がり、想定より低い価格での成約になってしまうケースも少なくありません。
この記事では、M&Aで売り手が高く売れるためのポイントを、大阪で中小企業の事業承継・M&Aを支援している大和経営が解説します。
M&Aで売り手が高く売れるためのポイント
1. 早めの相談が売却額を高める理由
M&Aの相談を早く始めることで、買い手が評価を下げるリスクを避けられます。
例えば、
・社長への貸付金
・不利なリース契約
・将来の負担になる大型投資や新規事業
・節税偏重の資金利用
・未払い残業代の増加
こうした項目は買い手にとって「不安要素」となり、価格を下げる交渉材料になりやすいです。
早期に専門家と整理することで、買い手から高評価を得られる状態をつくれます。
2. 社長が残ることで総報酬額が増える仕組み
売却後も一定期間、経営に関わる場合は、
・一時金としての売却益
・役員報酬としての継続収入
の両方を組み合わせることができます。
「退任後すぐに手を引く」よりも、売却額+報酬の総額で大きなメリットを得られることが多いです。
3. 決算書・事業構造の改善が評価を高める
M&Aは決算書をベースに評価されるため、
・財務体質の健全化
・顧客基盤の安定化
・誰が見ても理解できる明瞭な経営資料
が重要になります。
準備を早めに始めれば、数期分の改善が評価に反映され、「高く売れる会社」へ育てられます。
4. 専門家に相談するメリット
M&Aの準備段階から専門家を伴走者とすることで、
・財務や法務の専門知見
・買い手市場の最新動向
・交渉戦略の立案
など、経営者一人では気づきにくい改善点をカバーできます。
結果として売却条件が向上し、安心して高値を狙える環境が整います。
5. その他の工夫
さらに、次のような点を整えることで評価を上げられます。
・経営者依存からの脱却(組織で回る仕組みづくり)
・成長戦略や伸びしろを示す事業計画の提示
・誠実な情報開示による信頼確保
まとめ:M&Aで高く売りたいなら早い準備が大切
M&Aで売り手が高く売れるかどうかは、「準備の早さ」と「事業の見せ方と伝え方」で大きく変わります。
大阪を拠点とする大和経営では、中小企業オーナー様の思いに寄り添い、上記を踏まえて安心できるM&A・事業承継の実現をサポートしています。
→M&Aや事業承継をお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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