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  • 2025.06.23

M&Aについて「成約事例紹介/EBITDA約77倍で実現したM&Aの裏側」M&A大阪 大和経営

【成約事例紹介】営業利益ゼロからの高額譲渡──EBITDA約77倍で実現したM&Aの裏側

営業利益ゼロ・譲渡資産ゼロの個人事業が、なぜ4,810万円で成約できたのか?
その背景には、表面に現れない「本質的価値」の可視化と、買い手の心に響く提案づくりがありました。
本件は、まさに「大和経営らしさ」が発揮された、「企業プロデュース型のM&A」成功事例です。


■ 譲渡元の基本情報(個人事業主様)

・年間売上:約1,800万円(税込)

・営業利益:0円

・減価償却費:63万円

・譲渡資産:なし


■ 一般的な評価額の目安(EBITDA5年分を想定)

・EBITDA = 営業利益0円 + 減価償却63万円 = 63万円

・63万円 × 5年 = 315万円(税込)相当


■ 実際の譲渡金額

・譲渡額:4,810万円(税込)
一時金および5年間の業績連動型の顧問料を組み合わせた形でお支払い。
成約当初は、5,460万円(EBITDAの約87倍)だったが、DD中に大口顧客との契約が終了したため
4,810万円にて成立。

・実質的な収益力=修正EBITDAを約1,600万円と設定。
表面上は、EBITDA=63万円の約77倍というインパクトのある成約額に見えますが、
大和経営では不要な経費等を整理し、実質的な収益力=修正EBITDAを約1,600万円と設定。
この修正EBITDAをベースに、買い手像に応じた適正な提案を構築しました。


■買い手にとっての価値とは?

一見「高すぎる」ように見える譲渡額も、買い手側から見れば極めて合理的な意思決定でした。

・既存の営業人員と事務所を活用して引き継げる

・実質営業利益:約1,600万円としてそのまま資金を活用できる

・拡大余地が大きいストック型ビジネスの獲得機会
 → 実質的にはEBITDAの3~4倍程度の投資と捉えられたことが、決断の大きな要因です。


■ 成約のポイント 〜大和経営の伴走型M&A〜

本件では、大和経営が得意とする「丁寧なヒアリング」、「価値の発見・見える化」、「お客様と共に考えるペルソナ設定」、「様々な手段による買い手探索」のプロセスが、成果に直結しました。

1. 丁寧なヒアリングと情報収集

表面上の損益や資産額にとらわれず、
経営者の想いや日々の業務の中にある「本当の強み」を丹念に掘り起こしました。

2. 修正営業利益の再設計

不要な経費や一過性の支出を整理し、実態ベースでの収益力を再評価。
買い手の目線でも「再現性のある利益」として提示できるように調整しました。

3. 財務に現れない“見えない価値”を言語化

・継続的な顧客接点

・自然発生的に紹介が生まれる仕組み(新規でこの仕組み作りは困難)

・経営者・従業員の専門性や対応力

これらを、「一般的な~の事業」ではなく「大きな可能性を秘めた魅力ある事業」としてプロデュース。

4. 買い手ターゲット(ペルソナ)を明確に設定

売り手の強みを活かし、相乗効果を得られる理想の買い手像をお客様と話しながら設定。
そのペルソナに刺さるノンネームシート・概要書を個別に制作しました。

5. マルチチャネルによる買い手探索

・M&Aのマッチングシステムの活用により全国の候補者へのアプローチ

・大和経営のネットワークや既存人脈への直接アプローチ

・クローズドな紹介ルートでのご提案

単一の手段に依存せず、複数のルートを駆使して“良縁”を探し出しました。

6. 双方の納得を導く交渉と関係構築

・単なる価格交渉ではなく、「なぜこの条件なのか」「お互いにどんな未来が描けるか」を共有

・ご成約後も、売り手・買い手双方が納得し、協力し合える関係が継続中です。


■ 成約の“その後”にも価値がある

技術や信頼も自然と継承され、買い手のスタートもスムーズに。
“売って終わり”ではない、「未来まで見据えたM&A」の形がここにあります。


■ 大和経営のM&A支援とは?

私たちは「数字の良し悪し」ではなく、「その事業がもつ本質的な価値」を見極め、
それを伝える表現力・資料力・発信力に徹底的にこだわります。


「この事業、誰にも評価されないのでは…」
そんな不安こそ、ぜひ私たちにお預けください。

お客様の「過去・現在・未来」に寄り添う、大和経営のM&A支援を、ぜひご体験ください。

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